甲状腺がんになりました...8 手術

入院

手術当日

手術時間は12時半から1時半の間に開始予定です。 

前日の見回り看護師さんに、心配で寝れないなら眠剤出しますよと言っていただきましたが、寝れました笑

当日は朝から1日絶食となります。

そして当日の朝にようやく今回の執刀医にお会いできました。

今までの外来でお世話になっていた先生です。 (がんですと躊躇なく教えてくれたあの先生…)

たまたまなのか、外来で診ていたから担当してくれたのかは謎ですが、見たことのある先生なのでまあ良かったのかな…

外来でも何度かお会いしてますね。 よろしくお願いします。 

とご挨拶いただき、では後程、と去られました。

やっぱり、待ち時間はそわそわ、本を読んでも頭に入らず、落ち着きませんでした。

途中、点滴用の針を刺しに看護師さんが来ました。 事前に針を刺しておくようです。 邪魔でちょっと痛いですが仕方ない💧

当日は家族が院内で待機しなければならず、手術開始時間には配偶者が来ることになりました。

面会はできないと事前に言われていたため、ちゃんと到着したかはスマホ連絡のみでした。

12時半を過ぎても看護師さんは来ず、1時になり、さあ準備しましょうと入ってこられました。

準備は、手術着に着替え、髪の毛はキャップにしまいこみ、下着は院内で購入した紙パンツのみになります。 

こんな感じに着替えます。

シワシワの首だけど、傷がないのはこれが見納め…

準備ができたら、

さあ手術室行きましょう! 

とエレベーターに乗り、手術室階へ。

怖くなってきた…

手術室

手術室階に到着すると、すぐに手術室の隣の小部屋に入りました。 そこには先日お話をたくさんしてくれた看護師さんが。 私のオペの担当をしてくれるみたいです。 彼女がいてくれると思うと嬉しくなりました。

看護師さん
看護師さん

気分は大丈夫ですか? 

手冷たい! 緊張してる? 

大丈夫ですからね。 

頑張りましょうね。

自分の手が冷たかったことも気付かず(末端冷え性なので年中手先足先は冷えてるのですが💧)、看護師さんが自分の手で温めてくれて、なんていい人なんだろう、看護師の鏡だ✨と感動してしまいました。   

そしてすぐ隣の手術室へ。 といってもベッド1台で簡素な感じ、ドラマとかで見るような大掛かりな手術室じゃなかったのでちょっと拍子抜けしました笑

執刀医
執刀医

それではよろしくお願いします。

これから全身麻酔をかけます。

力を抜いてゆっくり呼吸をしてください。

すぐに麻酔が効きます。

先生の言う通り、3つ数えたかどうかで意識はもう無くなっていました。

術後

看護師さん
看護師さん

手術終わりましたよー。

頑張りましたね。

ご家族がいらしてますよー。

目が冷めた時には個室に戻っていて、足にはむくまないように機械が付けられ、手術前に刺していた針には点滴が繋がり、酸素マスクもしていました。

傷口からはドレーンも繋がっていて、血がドレーンバッグへと流れています。

起こされたのでまだボーっとしていて、薄っすら目を開けるのがやっとの状態でした。 

家族との面会はないと聞いていたのですが、どうやら配偶者が部屋にいるようで、それでも麻酔のせいか意識は朦朧として目もろくに開けられなかったので、分けがわからない状況であっという間に面会は終わりました。 

その時は声も出ず、首も動かせず…。 

術後3時間は動かずベッドで安静にするよう言われました。

麻酔の影響でまだ半分夢の中だったので、目が冷めているときは苦しいと感じましたが、眠っている時間のほうが長かったと思います。

ずっと目が冷めた状態で3時間身動きできないのは辛いと思うので、麻酔が残ってて良かったのかな…。

3時間経つと、病棟の看護師さんがやってきました。

さあ起き上がりましょう!

足に付けていた機械と酸素マスクを外し、ベッドの角度を変えます。

首に力を入れられないので、体を右横に向け、手をついて支えながらゆっくり起き上がります。

首を動かしてはダメなので、上半身ごと動かさなければならず、ロボットの様になっていました。 

つばを飲み込むことが困難で、痛みを伴いました。

水分補給は看護師さんに指導してもらいながら、ストローを使い首を下に傾けて飲み込みました。

この時に、反回神経が麻痺していることを知りました。

麻痺のせいで、声もほとんど出なかったのです…。

更に辛かったのが、たんが絡んで咳が酷かったことです。

呼吸が喘息のようにヒューヒューしていて、咳をするにも傷口のせいで痛みもあり、辛いとしか言いようがなかったです。

術後夜中

起き上がって水分補給、トイレなどで動けるようにはなりましたが、麻酔の影響で吐き気が酷く、ほぼベッドに横になっていました。(動くのも辛かったし怖かった)

点滴に吐き気止めも足してもらったのですが、なかなか良くならず、座薬も入れてもらう始末…💧

そしてとにかく痰と咳が酷かったのですが、夜中に目が冷めた時に、呼吸が苦しく息ができない状態に。

多分痰が絡んだんだと思いますが、息が吸えず、重低音のうげーみたいな咳になり、怖くて怖くてナースコールをしました。 

これやばい死ぬ

と本気で思いました。

看護師さんが来たときにはベッドに倒れ込んでいて、慌てて背中をさすって落ち着かせてくれました。

どうやら重低音の咳が廊下にも響き渡っていたらしく、駆けつけてくれたようです。 が、私には看護師さんが来るまでとても長く感じ、絶望感でいっぱいになっていました。

横になったおかげて痰が気道を塞いでいたのがずれたのか、呼吸が少しマシになりました。

当直の執刀医も来てくれましたが、聴診器で呼吸音、パルスオキシメーターで酸素濃度を確認し、

異常ないので大丈夫

とおっしゃって去っていきました。

異常ないのは良かったのですが、また呼吸が苦しくなったらと怖くて…

看護師さんは寄り添ってくれて

辛いですよね、また苦しかったら呼んでくださいね、見回りも来ますから

と言ってくれました。

看護師さんてみんな女神様だ✨と本当に思いました。

ーーーー次回、術後の状態です。

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