入院前説明
今回はどのような手術をするのか、入院約1ヶ月前に説明を聞きに行きました。
この説明は、主に手術を担当している医師がしてくれます。 自分の執刀医とは限らないそうです。
この説明には本人ともう一人、家族などと一緒に聞くことを勧められました。
血管
この病院で受けた検査、その前の医療センターで受けた検査、何度も検査をしてきました。
その結果、私の首に走っている血管の位置が、普通の人と違うらしいことが分かりました。
甲状腺全摘出するには、鎖骨上の中央部辺りを切って開き、摘出します。
普通の人だとそのまま摘出できる所、私の場合は甲状腺近くに走る右側の血管の位置がややこしいらしく、機械を当てて血管の位置を確認しながら、触らないよう注意を必要とする手術になるそうです。
CT検査ではこの血管の正確な位置が分からないため、当日開けてみてどこに血管があるのかを探らないといけないとのこと。 このややこしい血管は5%くらいしかいないそうです。
(右)の縦に走る赤色の線が血管ですが、本来真っ直ぐ縦に走る所、私の場合はどこを走っているかが分からないので、青線のような所に機械を当てていって、血管がどのように走っているのかを確認しないといけないそうです。
とても恐ろしくなり、先生にも普通に手術で大丈夫なのか質問しました。
ここの病院の医師は、色々な方の手術をしているので、今回のような血管の患者さんも手術しています。 他の病院では初めてのケースもあるかもしれませんが、こちらではどの医師が担当しても問題ありません。
と、心強いお言葉を頂きました。
それでも手術まで、本当に成功するのか心配でしょうがなかったです…。
CT検査結果
CT検査結果は、下記のようなことが記載されていました。
右葉下極に約1.1×1.3×1.4cm大の腫瘍を認める。
左葉下極に約0.9×0.9×1.3cm大の結節を認める。
明らかな被膜外への浸潤はないように見える。
頸部に有意なリンパ節腫大を認めない。
右鎖骨下動脈起始異常を認める。(←ややこしい血管位置のこと)
肺野に転移を疑う結節影を認めない。
縦隔、肺門リンパ節に有意な腫大を認めない。
胸水貯留はない。
結局は左右ともに腫瘍、結節の部分は癌でした。 そしてリンパ節にも転移していました。
ただ、事前にこの結果を持って、先生が手術には問題ないと仰ってくださったので、異常に心配をすること無く手術に挑めました。
先生から手術当日の説明を聞き、後は約1ヶ月後の入院日を待つのみとなります…。
ーーー次回、入院します。