甲状腺がんになりました…9 術後の経過

入院

手術翌日

飲み込み

朝が来ました。

夜中はナースコール騒ぎを起こしてしまい、怖くてよく眠れずに、朝…という感じでした。

手術の翌朝から食事は取れるのですが、私はまだ吐き気が収まらず、食べるという行為も怖かったため、パスしました。

ここで役に立ったのは、持参したゼリー飲料です。 

ストローで水分を取る方法には慣れてきたので、固形物ではないこの飲料も同様に摂取できました。

右反回神経麻痺のせいで、飲み込むのは右斜め下を向いて

“ごっくん”

しなければ、むせたり痛みが酷かったりします。

しばらくはストローなしでは水分補給できない…

できるだけこの飲み込む時の痛みと違和感に慣れる為、こまめに水分を取るよう心がけました。

あとは、痰が絡んだような喉のつまり感があり、咳をしてその不快感を解消しようとした為、喉も痛くなり、のど飴も舐めていました。

術後はゼリー飲料、のど飴、ペットボトルの飲み物、全部大事です。

採血

朝起きてしばらくすると、看護師さんが採血をしにやってきました。

ベッドに寝ながらなので楽ちんです。

この看護師さんは夜中も来てくださった方で、心配してくれて本当に涙が出そうでした。

声もガラガラで聞き取りづらいと思うのに、常に寄り添ってくれる女神様です✨

また、手術後から刺さっていた点滴が、取れるときが来ました。

トイレに行くときもこの点滴とともに行動していたので、煩わしさから一つ開放です。

まだ、傷口にはドレーンが入っていて、ドレーンバッグは肩から下げたままです。 これは明日取れるそうです。

点滴をがらがら押してトイレに行く問題も、個室だから気楽にできましたが、そうでなければ面倒だっただろうなと思います。 

夜中のナースコール騒ぎや咳がひどくてずっとゲホゲホしていたことなど、大部屋だったらかなり周りに迷惑をかけていただろうから、個室にしていて良かったとつくづく思いました。

薬たち

採血結果により、今後服用していく薬が持ってこられました。

1.チラージン甲状腺機能低下の症状を改善する。 甲状腺刺激ホルモンをコントロールする。
2.アルファカルシドールビタミンDを補い、カルシウム不足による症状を改善する。
3.乳酸カルシウムカルシウムを補う。

 1のチラージンは、甲状腺全摘出した私には一生飲み続けないといけない薬です。

 2のアルファカルシドールは、手術で副甲状腺も取れた為、残った副甲状腺の機能が回復するまで飲      みます。

 3の乳酸カルシウムも、2と同様に、副甲状腺の機能が回復して、カルシウムの値が戻れば服用終了です。

退院前に再度採血をして、その結果で退院後に服用する薬が決まります。 

入院中は上記3種類を飲んでいました。

3のアルファカルシドールは粉薬ですが、とにかくまずい…。 粉なので口の中に残るし…。

看護師さんにおすすめされた飲み方は、ゼリー飲料やヨーグルトと一緒にスプーンで食べてしまう、でした。 最初はそうしていましたが、スプーンに乗せて口にいれるので、どうしても口の中が薬あじになってしまうので、最終的には、少量の水分で溶かし、ストローで一気に吸い込むことにしました。

ストローなので口の奥まで届くので、あとに残る味が少なくてすみます。 薬を飲んだあとにジュースやお茶を飲んだ方がずっとマシでした。

今まで薬を飲むことに抵抗がなかった為、こんなに苦しむ薬があるのかと新たな発見でした。

ストレッチ

首の傷にはがっちりテープが貼られていて、ドレーンも繋がっていますが、

ストレッチを始めましょう!

と来ました。

正直飲み込み時の痛さと、首の違和感から、

首を動かすなんて🥵

と恐ろしいことを言われた感じでした。

早期のストレッチ(リハビリ)で、首の突っ張り感や圧迫感などの症状が和らぐそうです。 

私の場合は右反回神経麻痺もあったため、声を出せるようになるためにも必要でした。

リハビリとは言っても、首周りのストレッチで簡単なものです。

・腹式呼吸

・短い言葉の発生練習

・首、肩まわし

などです。

やり過ぎはダメとあったので、決められた回数(ほんとに数回)を行っていました。 これは退院後もずっと続けました。

声に関しては、術後3週間ほどでだいぶ元に近く戻ってきました。

ただ、首の圧迫感(常に首を締められている感じ)は、なかなか治っていません…💧

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