2022年、健康診断で甲状腺腫瘍が見つかり、その後手術〜現在のはなしです。
甲状腺がん 検査内容🧪
今回は、甲状腺がんの手術をするに当たり、どんな検査をしたかをまとめてみました。
手術前の来院でやった検査は、採血、心電図、CT検査でした。
○採血
↓甲状腺に関する主な項目です。 腫瘍が見つかってから、何度血を抜いたことか…。
甲状腺機能検査
TSH(甲状腺刺激ホルモン) | 脳下垂体から分泌される甲状腺を刺激するホルモン。 |
FT3(遊離トリヨードサイロニン) | 甲状腺ホルモン。一般的にこの値が高ければバセドウ病、低ければ橋本病。 |
FT4(遊離サイロキシン) | 甲状腺ホルモン。一般的にこの値が高ければバセドウ病、低ければ橋本病。 |
甲状腺抗体検査
TRAb(TSHレセプター抗体) | 甲状腺を刺激する自己抗体。一般的にバセドウ病では値が高い。 |
TSAb(甲状腺刺激抗体) | 甲状腺を刺激する自己抗体。一般的にバセドウ病では値が高い。 |
TgAb(サイログロブリン抗体) | 甲状腺で作られるサイログロブリンという蛋白質に対する抗体。橋本病だけでなくバセドウ病でも高値になることがある。 |
TPOAb(甲状腺ペルオキシダーゼ抗体) | 甲状腺ホルモンを作るときに必要な甲状腺ペルオキシダーゼという酵素に対する抗体。橋本病だけでなくバセドウ病でも高値になることがある。 |
甲状腺関連蛋白質検査
HTg(サイログロブリン) | 甲状腺で作られる蛋白質。甲状腺の全摘出後、腫瘍マーカーとして使用。 |
PTH-I(副甲状腺ホルモン) | 副甲状腺で作られるホルモン。血中カルシウム濃度を調節する。 |
手術後は、このサイログロブリンの値で再発かどうか確認するようです。
また、手術で副甲状腺も取ることが多く、術後の回復をみるために副甲状腺ホルモンの検査もします。
○超音波検査(エコー)
妊婦健診や、腹部エコーと同じ感じで、甲状腺部にジェルを塗り、機械を当てて内部をモニターに写して見ていきます。
首全体にジェルを塗るので、首元を開けられる洋服を着ていくことをお勧めします。
私は初めて行ったクリニックには、冬だったのでタートルネックを着て行っていました。 脱ぐの面倒でした…。 首元が開いていれば着替える必要なしです○
○穿刺吸引細胞診検査
腫瘍部の細胞を取り、悪性良性を調べる検査です。
針を腫瘍部分に刺し、注射器で細胞を採取します。
針を刺している間は唾を飲み込んだり、声出したり、動いたりは厳禁です。
私は甲状腺の左右に腫瘍があったため、両方の細胞を取るために2回針を刺しました。 検査後半日は首に違和感が残りました。 また、刺した場所にテープを貼ることもあり、ちょっと痕が気になりました。 これも1日経てば問題ありませんでした。 なにしろアラフィフなので傷でもなんでも痕に残りやすいもので😹
○CT検査
手術前の造影剤を使用してのCT検査です。
前の病院と合わせて2回やりましたが、造影剤投与後の体の熱くなる感じ、苦手です。 体だけ酔っ払ったみたいな、カーっとする感覚になりました。
幸い造影剤の副作用もなく、無事に終わりましたが、同意書が必要な検査なので、初めての検査前は怖かったです。 2度目は、あーきたきたこの熱い感じ、酔い始めたわーって思ってました😵💫
◯心電図検査
手術をするに当たり、問題ないかの検査です。 よくある健康診断の心電図と同じでした。 いつも思いますが、心電図とか婦人科系の検査は女医さんや女性看護師さんがいい❗
今回も女性だったので、良かった😂
○声帯検査
入院後手術前に、声帯に異常がないか、喉頭鏡検査をします。
鼻から細いチューブのようなものを入れて、声帯の状態を確認します。
手術後も、声帯麻痺がないかの確認のため、同じ検査をします。
鼻からチューブ、結構きつい…。 今まで耳鼻科で鼻に器具を入れられたことはありましたが、それもきついけど、このチューブは長いので、それが辛かった🤧
以上、主な検査をまとめてみました。
ーーー次回、入院準備です。